canonical属性タグ
たまたま見つけたタグが知らないものだったので、調べてみました。
1.canonical属性タグとは
link要素の属性の一つ。
- URLの正規化に関係するもの
- URLの正規化をしてないとSEO的に不利
- 設定を間違えると検索結果から削除されるので要注意
- リンクの評価に関係するもの
そもそも重複するものがないなら、設定する必要はない。
2.canonical属性を設定したら
優先的にするURLは被リンク数をみて決めた方がSEO的にいいかも。
3.記述法
<head>
<link rel="canonical" href="検索結果に優先的に表示させたいURL">
</head>
4.設定しといた方がいい場合
- wwwの有無、index.htmlの有無、httpとhttpsでどの場合でも同じページが表示される(重複してる)場合。
Googleは、それぞれを別のURLと見做すので、それぞれについてるリンクが拡散しちゃう。 -
ユーザー セッションや検索の仕方で、同商品ページに複数の動的 URL が生成される場合
- ECサイトなどで、色違いやサイズ違いだけのページ。
色やサイズが違うだけで、他の内容が同じ場合、重複コンテンツと見做される。どれか1つを優先し、その他を「canonical」で重複宣言させよう。 - モバイルサイトが別URLの場合。
PCサイト:www.hogehoge.com
モバイルサイト:m.hogehoge.com
pcサイトに
<link rel="alternate" media="only screen and (max-width: 640px)" href="http://www.hogehoge.com">
モバイルサイトに
<link rel="canonical" href="http://hogehoge.com">
参照:別々の URL - ABテストを行っている場合
2つのほぼ重複したページになるので、どっちかにcanonical 指定 - AMP実装
AMP実装するとAMP用のHTMLが必要になる。AMPページと非AMPページの内容が重複するので、どっちかにcanonical 指定
非AMP
<link rel="amphtml" href="https://hogehoge/url/to/amp-version.html">
AMP
<link rel="canonical" href="https://hogehoge/url/to/regular-html-version.html">
参照:AMP ページの Google 検索ガイドライン
5.推奨事項
Googleの見解
- 重複ページの本文がcanonicalページにもある。
- canonicalのリンク先が確かに存在すること(404等でないこと)
- canonicalのリンク先「noindex」のメタタグが付いてないこと
- canonical指定はhead要素の中で。
- canonical指定は1ページ1つだけ。
6.canonical設定の間違い
- ページネーションの1ページ目をcanonicalのリンク先にする。(←そもそも2ページ目移行が重複ページじゃないから)
- 絶対アドレスのつもりで書いた相対アドレスの記述。
link要素内では、どちらの書き方も使えるが「http://」や「https://」といったスキームなしに書かれた場合、相対アドレスと判断される。ドメインから指定するときは気を付けて。 - canonicalの意図しない指定
テンプレートで作成した時、元々指定されていたcanonicalが設定される - カテゴリページ、ランディングページで、特集記事へのcanonical
カテゴリにcanonicalを設定するとカテゴリがインデックスされなくなる。 - body要素に記述
- canonicalは絶対ではない
どう処理するかは、検索エンジン次第 - 違うドメインでも有効なのか
→異なるドメインでもcanonicalは有効